“ブリザードの部屋”へようこそ
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基本的に、M女性が緊縛、快感責めされて悶絶する、という内容の小説が主です。
キーワードとしては、後ろ手縛り、手錠、磔、股縄、緊縛快感責め、緊縛野外露出、拷問、等々。
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以前に書いた短編「自縛後ろ手錠」を夫の側から見た作品です。
若干、シチュエーションは変えてます。
作品への感想は作者への最大の贈り物です。
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仕事が終わり帰りの電車を待つ駅のホームから、タカユキは妻のミユキへメッセージを送っていた。
「この間プレゼントしたパステルブルーのランジェリーを着て、後ろ手錠とバイトギャグと首輪で、リビングで待ってて」
プレゼントしたパステルブルーのランジェリーは、Tバックのスリット入りショーツと透け透けのベビードールだ。
ブラもセットになっていたが、プレゼントからはあえて抜いておいた。
今頃ミユキは全裸になった上に透け透けのランジェリーをまとっている頃だ。
ドレッサーに置いておくよう命令している拘束具の中から、ヘビーデューティーな金属製の手錠と、黒いバイトギャグと、赤い首輪を選び出す手は、かすかに震えているだろう。
もう、ダイニングテーブルの椅子をリビングの真ん中に置いた頃だろうか。
赤い首輪を首に巻きつけ、バイトギャグを口にくわえてベルトをうなじの後ろで締め、あの道具を椅子に置いてショーツのスリットとその中の肉の唇を押し開いてそれにまたがっているはずだ。
きっと、少しおびえた表情でかかとを浮かせてつま先だけをフローリングの床につけていることだろう。
駅の改札を出た。
玄関まで5〜6分だ。
タカユキは自分のスマホを取り出し、音が漏れ出ないようにイヤホンマイクをつけて妻のスマホにビデオ通話を発信した。
コール音がする。
キッチンカウンターの上のスマホスタンドに置かれた妻のそれからは、夫からの着信であることを示す着信メロディーが流れているはずだ。
そして、自動で通話がつながる。
「準備OKかな?」
画面はほとんど真っ暗だが、イヤホンから口を塞がれた妻のうめき声が返ってきた。
リモコンアプリに切り替えて遠隔操作でリビングの照明を点灯する。
真昼のような白い明かりの中に椅子に拘束された妻の半裸の姿が浮かび上がった。
約束通り水色のセクシーランジェリー姿で口にはバイトギャグ、首には赤い首輪。
「あれの上にちゃんと座ってるかい?」
タカユキの問いかけに、ミユキは恥じらいに頬を染めながら小さくうなずいた。
「じゃあ、あと5分くらいで着くからそれまでウォーミングアップしてて」
タカユキはもう一つのリモコンアプリに切り替える。
それは、椅子の上に置かれ、ミユキのクリトリスとヴァギナとアナルに押し当てられている装置を遠隔操作するためのものだ。
徐々に振動が強まってから不意に弱まるという、ミユキの言う「地獄のパターン」を選んでスイッチを入れた。
イヤホンから「うっ、うぐっ」という妻のうめき声が聞こえ始める中をタカユキは家路を急ぐ。
(今日は玄関を開けるのと失神してるのとどっちが早いかな)
そう、心の中で独り言を言いながら。
(完)
「この間プレゼントしたパステルブルーのランジェリーを着て、後ろ手錠とバイトギャグと首輪で、リビングで待ってて」
プレゼントしたパステルブルーのランジェリーは、Tバックのスリット入りショーツと透け透けのベビードールだ。
ブラもセットになっていたが、プレゼントからはあえて抜いておいた。
今頃ミユキは全裸になった上に透け透けのランジェリーをまとっている頃だ。
ドレッサーに置いておくよう命令している拘束具の中から、ヘビーデューティーな金属製の手錠と、黒いバイトギャグと、赤い首輪を選び出す手は、かすかに震えているだろう。
もう、ダイニングテーブルの椅子をリビングの真ん中に置いた頃だろうか。
赤い首輪を首に巻きつけ、バイトギャグを口にくわえてベルトをうなじの後ろで締め、あの道具を椅子に置いてショーツのスリットとその中の肉の唇を押し開いてそれにまたがっているはずだ。
きっと、少しおびえた表情でかかとを浮かせてつま先だけをフローリングの床につけていることだろう。
駅の改札を出た。
玄関まで5〜6分だ。
タカユキは自分のスマホを取り出し、音が漏れ出ないようにイヤホンマイクをつけて妻のスマホにビデオ通話を発信した。
コール音がする。
キッチンカウンターの上のスマホスタンドに置かれた妻のそれからは、夫からの着信であることを示す着信メロディーが流れているはずだ。
そして、自動で通話がつながる。
「準備OKかな?」
画面はほとんど真っ暗だが、イヤホンから口を塞がれた妻のうめき声が返ってきた。
リモコンアプリに切り替えて遠隔操作でリビングの照明を点灯する。
真昼のような白い明かりの中に椅子に拘束された妻の半裸の姿が浮かび上がった。
約束通り水色のセクシーランジェリー姿で口にはバイトギャグ、首には赤い首輪。
「あれの上にちゃんと座ってるかい?」
タカユキの問いかけに、ミユキは恥じらいに頬を染めながら小さくうなずいた。
「じゃあ、あと5分くらいで着くからそれまでウォーミングアップしてて」
タカユキはもう一つのリモコンアプリに切り替える。
それは、椅子の上に置かれ、ミユキのクリトリスとヴァギナとアナルに押し当てられている装置を遠隔操作するためのものだ。
徐々に振動が強まってから不意に弱まるという、ミユキの言う「地獄のパターン」を選んでスイッチを入れた。
イヤホンから「うっ、うぐっ」という妻のうめき声が聞こえ始める中をタカユキは家路を急ぐ。
(今日は玄関を開けるのと失神してるのとどっちが早いかな)
そう、心の中で独り言を言いながら。
(完)
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